病床で迎える2度目の朝。起き抜けに視界に入る、ただただ白い天井には、10cmほどの直径でゆるやかに、くるくると二回巻いた鈎が二等辺三角形を描いて配置されている。判然としない意識でそれを眺めつつ、何に使うのか考えていた。機材やら点滴やらを吊るすの…
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